●満月そばがき
約2000年前に海外より渡来したそばは、蕎麦(そばむぎ)と呼ばれ、痩せた土地でも育つことから、雑穀として麦のかわりに作られ始めました。
今でこそ、日本を代表する麺として大きな存在を示していますが、蕎麦切りとして麺になったのは約500年前に長野県から発祥したとする文献が残っています。信州そばが有名なのは、そんなことからかもしれません。
では蕎麦切り以前にはどのように食されていたかというと、粥や蕎麦掻き(そばがき)などが主でありました。
ルチンを多く含む健康食であり、長野県に来たなら‘‘そばを食べよう‼︎”と思う方も少なくない中で、信州ならではの食を味わって頂くことこそが最高のおもてなしと思っております。
弊店では、そんな2000年も前からつながる蕎麦の歴史を重んじ、満月のように丸くした蕎麦掻きを揚げ、伝統のつゆで召し上がって頂くものを‘‘満月そばがき”と呼んでいます。
主に会席などでの提供となりますが、ご予約でも承ります。
下記リンクの講座では、この“満月そばがき”の作り方もレクチャーします。